カモとガラス

冬になると、ニットなどの服を着ることが多くなるので、モザイクのガラスを切るときガラスの破片がくっつかないように、作業着をその上から着てみるのですが、なんとなくきつくて体が思うように動きません。着込みすぎて、冬の毛がふさふさのカモのようになっています。

 

こないだ歩いていたら近くの川でカモを二羽みました。

 

カモは遠くから旅をしてきたにもかかわらず、そんな気力どこにもないような脱力した姿をしているので、ちょっと頑張っている割に理解されない気がしてかわいそうです。

 

ふと見ると私のとなりには、自分も遠くから旅にきています、というような自転車の人がいて、その人も自転車からおりて、カモを見ていました。もしかしたら、同じように遠くから旅をしてきたカモに自分の境遇を重ねているのかもしれない。と思ったけど、またカモの脱力した姿を見直してみて、そんなことないなと思いました。